2015年02月17日

曽野綾子先生のアパルトヘイト擁護発言についてのニュース。アパルトヘイトの起源について。自国の問題は、自国人の力で解決しよう!というのが愛国者なんじゃないの?自国の問題を外国人の手を借りて解決することを提案している人々が、なぜ愛国者なのか自分には分からない。



という話。


曽野綾子先生のアパルトヘイト擁護発言が、海外メディアに載ったとか。ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナル、ニューヨークタイムズ、ロイターに出ている。が、扱いは非常に小さい。しかも、どれもこれもほぼ同内容のコピペもどきである。


まあ、日本のニュースなんて、どれもこれも、ちっこい枠でしか載らない。

これが、英語圏における日本のプレゼンスだからしょうがないよ!!


英語圏のメディアでは、猟奇事件とか大災害とか、珍事件でも起こらないかぎり、日本のニュースなんぞ大きな枠に載らないのである。しかし、これが不名誉なことかと言えば、そうでもない。大きな枠で載ってる国は少し前ならエジプト、ウクライナ、今はイスラム国(国じゃないけど)なわけだから。つまり、内乱やら戦争やらで荒廃した国が多く取り上げられるわけで、日本は平和だから扱いも少ないという解釈もできる。


さて本題。

今回の一件、何が地雷だったのか、自分なりに説明しよう。


The Apartheid Museum というサイトにある resources というコーナーの記事。

アパルトヘイトという人種隔離政策がいかにして始まったのか、という説明がある。19世紀後半、南アメリカで金が発見されて以来、金とかダイヤモンドとかの鉱物資源をいかに低コストで採掘するか、ということが問題になった。で、黒人移民を採掘作業に従事させる際に、低コストで働かせ続けるためにとられた諸政策が、後のアパルトヘイトという人種隔離政策の起源となった、という。


つまり、移民推進者の本音と動機の部分で、完全に一致するのですよ。移民を低コストで働かせ続けるという動機(曽野綾子先生、コラムでは労働力の補充と言っている)、それに加えて、移民を特定に地域に住まわせろという主張。これが意味するものは、(しかも政権に近い人間が発言したということは)つまり、過去にあった人種隔離政策と全く同じようなことをやろうという提案にしか・・。


・・・という風にとられてもしょうがないというわけ。これ以上書くのはやめよう。もう十分だ。

アパルトヘイトについてある程度は調べていれば、書いてる途中で、これは地雷だと気付くでしょうに。普通に考えれば。


産経新聞の言い分。


「当該記事は曽野綾子氏の常設コラムで、曽野氏ご本人の意見として掲載しました。コラムについてさまざまなご意見があるのは当然のことと考えております。産経新聞は、一貫してアパルトヘイトはもとより、人種差別などあらゆる差別は許されるものではないとの考えです」


だそうだ。既に消火モードですね。


「俺たちは関係ねえー!関係ねえからなぁー!ひぇー!」


とかいう小物感を漂わせてますね。妙に優等生ぶってるあたりが特に。まるで漫画のようで笑ってしまうぜ。


前に「アメリカは世界の医師を盗んでいる」という記事で、移民政策について書いた。同じことを書くが、日本の社会保障の問題や経済問題、人口減少の問題なんぞ、他国人にはなんの関係もない話である。そして、移民を入れるというのは、他国から労働力と人材を奪いとる行為である。

各国の移民政策というのは、このマイナス面を相殺する理念がある。自由、保護、挑戦、成功、そして普遍的な価値の共有と共同体の創設。


日本の移民推進論者には、理念がない。理想もない。普遍的な価値観がなんだかも考えたこともないだろう。だから、こういう汚い動機を隠さないような主張をしては、顰蹙を買う訳だ。


究極的に言えば、移民政策は、自国の問題を、自国人の力では解決できないから、外国人の手を借りて解決するということだ。

そんなプライドの無いことを提案している人物が、世間では愛国者や保守派とされていること自体、私にとっては大きな驚きだ。どこをどうやったら愛国者、保守派になるのか、本当にわからないのだ。


あと、必要ないかもしらんが、これも言っておく。

グローバリズムというのは、現在の発展途上国にとって非常に有利なルールだ(言うまでもなく、先進国にとってはとても不利なルールだ)。発展途上国の貧困のイメージは一昔前の話。自国にいても若者は頑張れば豊かになれる国が増えている。もっと豊かになるかそれ以上の野心を叶えることを望む若者達は、アメリカか英米圏に行くだろう。

つまり、日本に移民は来ない。来るメリットが無い。

もう時代は変わったんだってばよ!!


曽野綾子先生のコラムを読み直したが、まるで遠ーーい過去に金持ちだった商店の店主が、落ち目でボロボロになったというのに、「うちには遠くから使用人が、わんさか来るぞー、エヘヘエヘヘ」とニタニタしている様子を見る様だ。来ないよ。残念ながら。馬鹿じゃないの。


遠い過去の大国意識なんぞ捨てて、地道に問題解決に取り組むことがこれからは大事なのであって・・・。






posted by ペンギン太郎 at 19:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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